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リハビリテーション紹介

作業療法

ot_main 作業療法(occupational therapy:OT)はリハビリテーション(rehabilitation)を担う職種の一つです。リハビリテーションとは、再び(re)適応(habilis)するとか復権するという意味があります。いわば病気や怪我から立ち直ってその人が「納得できる生き方をする」とも表現できます。医療の進歩と共に命は救われたものの障害を抱えて生きる人が増えました。生きてさえいれば人は幸せなのでしょうか。

 作業療法の「作業(occupation)」とは、人が日常生活の中でおこなうほぼすべての活動(日常の活動:セルフケア・生産活動・余暇活動)を意味します。できなくなったり、やり難くなった活動を回復してその人らしい生活を取り戻す事を目指しています。従って作業療法は、対象者が病気や障害を乗り越えてその人がしたい生活を取り戻すために「作業」を用いるのです。


参考動画 「お箸でラーメンが食べたい」

 『いつもの生活って、奇跡でした。』と作業療法を紹介する日本作業療法士協会のポスターにも示されるように何気なくやっていたいつものことができなくなった対象者の思いを受け止め、ともに解決にとりくみます。

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 今、作業療法士の生活に密着した考え方をベースにした「生活行為向上マネージメント」というアプローチ方法が医療から福祉の現場に広がっています。多くの職種の方がこの考え方を学んで連携を深めようとしています。赤ちゃんからお年寄りまで、病気や障害を問わず、医療から福祉分野に至るまで必要とされている職種ですが慢性的な人手不足が続いています。

 私たちの学科ではカリキュラムや実習にもこの考え方を取り入れて学びます。「再度できるようになる」ためには、身体が動くだけではできないのです。そこに作業療法士がきめ細かく関わります。

 現在、日本の作業療法士は74,801人(2015年12月1日現在)です。一般社団法人日本作業療法士協会に多くの有資格者が入会し、職能団体として地位やレベルの向上を図っています。加えて各都道府県の作業療法士会も組織されており、本部組織である日本作業療法士協会と連携して様々な研修会、学会などが開催され自己研鑽の機会をつくっています。多くの対象者が作業療法士を待っています。

 「作業療法とは、対象者の健康と幸せにとって重要で意味のある日々の活動ができるように援助する技術と科学(作業療法概論 医学書院)」なのです。

 


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